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香寺の家|檜の床板と葦天井の和の玄関

本格的な座敷を持つ住まいなので、それに相応しいしっとりと落ち着いた和の玄関です。

写真:玄関 写真:玄関

下足入の位置

注目してもらいたいのは下駄箱(下足入)の場所です。一般的に下駄箱は玄関の土間に設置していると思います。土間に置かれた下駄箱から靴を出し入れするには、裸足で土間に載るかサンダルを履く必要があります。もしサンダルを片づけると裸足で土間に立つことになります。土間に下駄箱を置くとどうしてもサンダルが出しっ放しになります。

板の間に下駄箱を置くと、玄関土間には何も置かなくてよくなります。帰宅し靴を脱いで靴を下駄箱に仕舞います。出かける時は下駄箱から靴を取り出します。靴を片付けるためのサンダルを置いておく必要がありませんから、土間に履物が一つもない綺麗な玄関となります。

玄関土間に何も置きたくない方の解決策の一つが、板の間に下駄箱を置く方法です。

内装仕上げ

床板は厚み21mmもある無節の檜無垢材です。素材の良さを生かすため塗装していません。米ぬかを木綿の袋に詰めた「ぬか袋」で磨いてもらいます。ぬかの油が染み出し、桧の板の表面に程よい艶を与えます。

土間部分の床材は、厚み30mmの厚みのある御影石材です。よく使われるタイル仕様の12mm厚の薄物とは違って重厚感があります。沓石を配置しました。

写真:玄関土間

玄関でのちょっとした雑談や靴の脱ぎ履きをする際に便利なベンチを用意しました。腰掛けは杉の無垢厚板です。タモ材で背もたれを拵えて、土壁を傷めないよう配慮しています。

主要諸室の紹介

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