新宮の家|無垢の木のカウンターのあるトイレ
明るく温かみのあるトイレ空間です。
壁は雑巾がけができるようにという要望ですので、自然素材に固執せず耐汚染性を強化したビニルクロスです。全面ビニルクロスでは殺風景です。アクセントに調湿機能と消臭機能をプラスできるINAXのエコカラットを使いました。壁の同色を使い素材感で対比させています。
お子様もまだ幼いご家庭で床を汚すことも多いので、清掃性を重視しました。便器下に大判のタイルを敷いて、便器周囲の耐汚染性を大きく強化しました。目地の無いタイルの床は雑巾がけが簡単で清掃性は抜群です。
幻になったゼブラウッドの無垢の木の手洗いカウンター
無垢の木のカウンターにシンプルな手洗いボールを置きました。無垢の木のカウンターに水を垂らしてしまうのを防ぐために、洗面器の真上で蛇口開閉ができるタイプの壁付き水栓を採用しました。
カウンター材として設計段階ではゼブラウッドが希望でしたが、今では珍しい樹種のようです。工務店でも懸命に探してくれましたが大きな原木は今は日本に入っていないとの事。カウンターサイズの原木は見つかりませんでした。工務店から化粧合板張りの代替案が出されました。無垢と合板張りでは将来の劣化具合が全然違います。諦めきれない私は姫路にある輸入木材の販売店に行ってイメージに合うものを探してみました。
ゼブラウッドは見つかりませんでしたが、「シマダモ」の名でイメージに近い木が見つかりました。玄関の上り框などに使う原木のサイズでしたが、カウンターの厚みにスライスし板に加工してもらい無事イメージ通りのカウンターを作ることができました。
手洗い器も和のイメージにならないヨーロッパデザインでシンプルなものを探しました。