Riptide
リップタイド |
スティーブンJ・キャネル製作、ベトナム帰還兵2人と時代を先取りしたコンピューター天才がユニークな3人組の1話完結勧善懲悪の私立探偵もの。アクションコメディーは吹き替え配役も魅力的なのにキャストがわからなかったので、他のシリーズなどで同じお声をさがして、玄田哲章、神谷和夫、三ツ矢雄二、お三方と判明したのはだいぶ経ってからだったと思う、どのシリーズにも日本語版クレジットは必要でしょう。 |
アクションコメディー |
84〜86 |
58 |
地方ローカル |
なし |
The A−team
Aチーム |
スティーブンJ・キャネル製作、ベトナム帰還兵(ただし無実の罪で指名手配中)の4人が、MP(陸軍警察)の追っ手から逃げつつ、自分たちの特技を生かして悪者退治する勧善懲悪の1話完結もの、ユーモアたっぷりで漫画的であった。だが、ベトナム戦争関係のエピソードは少々重く考えされられた、いつも陽気なマードックが「大佐、ベトナムってなんだったんだろう?」「さあ、俺にもわからんよ」という会話が忘れられないくらいだ。しかし、日本ではあるテレビ情報誌に載ったスーパーchの広告だったか、このシリーズが「ベトナム戦争を笑い飛ばす〜」とあったのには驚愕した。作品によらず、外国文化の一端と考えると得ることが多いのに、そこまで軽く見下さないでいただきたいものである(宣伝になるとは思えないし、シリーズを見ていないのが明白な致命的な間違いですよね・・←失礼)。尚、大人気だったとはいうものの、テレビとはいえ監視がきついアメリカでは、暴力シーンの多さが常に槍玉に上がっていた作品でもある。また朝日放送でみたとき、最後のシーンがカットしてあるような気がしたが、その後スーパーchではそのシーンが復活していた、ほんの数分、それも最後の締めの部分が放送できない理由が知りたい。また、洋画劇場でハルク・ホーガンがゲストの2話分を編集し映画のように仕立てて放送したこともあったが、やはり無理があったと思う。
言うまでもないですが、吹き替え陣オールスターキャストは最高でした。このシリーズ、近々映画化されるとキャネルがF&Fで話してたっけ。 |
アクションコメディー |
83〜87 |
98 |
朝日放送 |
なし? |
Hardcastle & McCormick
ハード&マック |
スティーブンJ・キャネル製作。引退した判事ハードキャッスルが、最後に担当した裁判で見込んだ何度も刑務所に入った小悪党マコーミックを邸宅のゲストハウスに住まわせ、自分の裁判では有罪にできなかった悪人たちを再調査して今度こそ有罪確実な証拠を見付けて刑務所送りにする手伝いをさせるという勧善懲悪の1話完結もの。キャネル作品によくある、型にはまらずお気楽なようで、しかし前科が何かしらの障害になる主人公たちの個性やおもしろい会話が見物で、ちらっと出てきただけだったが、頑固者のハードキャッスル判事には、親子ゲンカの末ベトナム戦争に行き戦死した一人息子がいたという設定になっていた(つまり、擬似親子でもあったのだ、このふたり)。
これは1年目が富田耕生、安原義人コンビ、数年後に続きが中庸助、大塚芳忠コンビで放送された(なぜなんだろ〜?)。 |
アクションコメディー |
83〜86 |
67 |
地方ローカル |
なし? |
Star Trek
The next generation
新スタートレック |
ジーン・ロッデンベリー製作、60年代に放送されたオリジナルが終了後も根強い人気で70年代後半に映画でシリーズ化され、80年代後半にキャストを一新して登場したTVシリーズ。オリジナルの方は再放送で見たからか、やたらとカーク船長が先頭に立って上陸してしまい、けっこう強引にやっていたような気がするので、もしものときはどうするんだ、それに地球人(アメリカ人)のやり方を押し付けてるのでは?と疑問だったが(60年代がそういう時代だったのかも?)、さすがに次世代、艦長もフランス人、がむしゃらに先頭に立つわけではなくここぞというときにリーダーシップと存在感を発揮され、クルーたちもそれぞれ個性を発揮し、異星人の価値観を尊重するストーリーも多くなったことで、アメリカの変化とロッデンベリーの先見の明を感じたのであった。尚、以前、これもアンサンブルとさる掲示板で絡まれたことがあるが、アンサンブルシリーズの影響でそうではない単純なものもサブストーリーを語り脇役キャラクターもしっかり作るようになったのであって、本格的なものとは区別されるべき(これは私個人の主張ではないし、主観の相違で片付ける問題ではないはず)、「ヒルストリートブルース」「LA LAW」と見較べれば歴然なのだが・・・。それと最初みたとき、オリジナルではスールー(Mr.カトー)がアジア人の代表としてUSSエンタープライズ号に乗っていたのに次世代にはアジア系クルーがいないのでがっかりしたが、ラストクレジットのスタッフに日系人とおぼしき名前を多数発見し嬉しくなった、日本版では省略されることの多いラストクレジットだが、日本語版クレジットと同じく絶対に必要だと思う。シリーズ終了後、映画でシリーズ化したが、WOWOWで放送されたのは字幕と同じ声優キャストの吹き替え版である由、当たり前のことが実現しない日本のTVシリーズ界、ファンにとっては夢のようにうれしいことである。また、このシリーズの登場人物(Q、ライカー、ピカード、ウォーフ、トロイなど)が、DS9、Voyagerにゲスト出演時、やはり同じ声優さんが吹き替えされたというのも、決して当たり前には思わず感謝感激したのだった。
そういえば、このシリーズのパイロット版は最初ではなくシリーズ開始の数年後にスーパーchで放送された。 |
SF |
87〜94 |
178 |
関西テレビ? |
なし
東北新社 |
Young Riders
ヤングライダース |
青春もの西部劇。西部開拓史で有名なワイルド・ビル・ヒコックの若い頃が登場する。ポニーエクスプレスという、実際は18ヶ月しか続かなかった有名な郵便事業に携る若者達を描いていた。歴史ファンなもので時代考証的に男装女性ライダーに違和感を覚えてリタイヤさせていただいたが、海外での放送もご覧になったGarotoさんにお聞きしたところ、別に支障のない個所がNHKでの放送時にカットされていたそうである(この作品のファンには有名な話のようですが・・・)。「アリー・マクビール」「ヤングスーパーマン」「F.B.EYE」「新スタートレック」「ヒューストンナイツ」(おそらく「ザ・ホワイトハウス」「ER」も)など、番組枠に合わせるという理由だけでの編集はもちろん、技術面でもハリウッドの方が上なのに不必要なハイライトシーンを作って付け加えるなどオリジナルの良さが伝わらない編集も問題視されない方がおかしいのではないだろうか。今後は地上波とは違い視聴料を取る専門chの役割として、編集部分を復活したノーカット版の地上波での未放送分を含めた最終回までの完全放送が期待されるのは間違いないと思いますね。 |
ドラマ |
89〜92 |
68 |
NHK |
あり |
Full House
フルハウス |
双子のオルセン姉妹とジョン・ステイモスが人気だった子供、ファミリー向けのシトコム。あちこちで詳しく取り上げてあるのでいまさら説明の必要はないですが、NHKの取材した撮影現場の様子とインタビューが放送されたとき、説明に登場された主役の大塚芳忠、堀内賢雄、山寺宏一、お三方だったが、堀内氏はタナー一家の関係図の説明が出来ず、大塚、山寺両氏によって「コイツには荷が重い」と退けられたのが印象的だった(失礼)。 |
コメディー |
87〜95 |
192 |
NHK教育 |
あり |
Ally McBeal
アリー・マクビール |
デビッドE・ケリー製作、1時間ものなのにコメディー部門でエミー賞を受賞した珍しい作品(たしかにケリー作品にしては軽すぎるもの)。「ER」もそうだが、日本ではこの作品に人気が出たらこればっかり、今までのケリー作品や他の秀作シリーズを関連させて取り上げないことに、ものすごく疑問を感じた。他にももっとおもしろいシリーズが?と興味を抱くのがファン心理なので、内容もある彼の他の作品も紹介するチャンスが生かされればファン層拡大につながると考えるのは常識だと思う。個人的な意見で申し訳ないけど、日本題は書くのも勘弁してほしい、日本語版もタレント起用がされ、あの素晴らしい「LA LAW」「ピケットフェンス」の日本語版製作陣の手がけられたものと違うことはすぐわかり、もし彼らの製作ならばどうなったろうとばかりで、まったく馴染めなかった(異論もあるでしょうが、先に「LA LAW」「ピケットフェンス」を見た方々には同じ意見が多いはず、客観的に見た日本語版の完成度から言っても較べ様のない出来だと思います)。尚、NHKで終了後すぐにFOXで字幕と吹き替えの両方で放送するというが、「ノーカット」であるという由、何度も言うようですが、今後は最終回までの放送と共に、本当に必要な編集か否かも問題にすべきだと思いますね。 |
コメディー |
97〜02 |
112 |
NHK |
あり
ムービーテレビジョン |
Dr. Quinn, Medicine Woman
ドクター・クィン |
西部開拓時代のコロラド州デンバーが舞台のファミリー向けドラマ。申し訳ないけど歴史ファンとしてはちょっと受け入れ難い、どんなに良い方に解釈しようとしてもコスチュームだけあの時代で現代的価値観のストーリーと問題あり過ぎの医学考証、そして声優さんではない女優さんの吹き替えの3ストライクアウトで、早々にリタイヤさせていただいた。しっかりしたマイク先生、吹き替えでは怒鳴ってばかりでとても聞き辛かったのだが(カスター将軍にも怒鳴っていたぞ)、例えば「キャグニー&レイシー」でのメリー・ベスとクリスを筆頭に、「LA LAW」のグレース・ヴァンオーウェン、アン・ケルシー、アビー・パーキンスにロザリンド・シェイズ、もちろんロクシーにグウェンなど、気の強い女性たちを吹き替えされるプロの声優女史たちは、自己主張するからといって声を荒げるだけとはまるで違う表現をされていたと思う(これは男性も同じはず)。タレント吹き替えを分析すると、当たり前に思っていたプロの声優諸氏の有能さに改めて気が付くのが唯一の収穫ですが・・・(失礼)。尚、Garotoさんからの情報によると、このシリーズの編集(再放送ではさらに1分短くなったとか??)も、アメリカ版DVDで確認をとられたそうだ。NHKさん、編集への情熱を他に向けてもっとよい作品をファンに送ることを考えてくださいよね?? |
ドラマ |
93〜98
(99、01) |
147
TVM2 |
NHK |
あり |
Beverly Hills90210
ビバリーヒルズ青春白書 |
若者向きのソープオペラ。正直に言えば、このシリーズはまったくみていない。というのも、日本での放送前からシャノン・ドアーティーの悪行ゴシップがBSの「インサイドエディション」などでやたらと取り上げられ嫌気がさしていた(「頑固じいさん〜」で、性格悪そうだと見抜いちゃってたし〜)ことと、「LA LAW」こそ解説が必要でファン以外にも紹介すべき作品なのに、情報誌や映画雑誌がこのシリーズばかりを取り上げることに首を傾げていたからである。実際、BSやCNN、CSN1のハリウッド情報番組でシャノンの悪評判ばかり報道していた時期に、日本ではそういう記事がまったく載らなかったなんて、今でも不思議だ。 |
ソープオペラ |
90〜00 |
296 |
NHK |
あり |
Houston Knights
ヒューストン・ナイツ |
テキサス州ヒューストンが舞台の正反対の性格の刑事ふたりが主役のシリーズ。単純な刑事ものかと思えば地方色豊かで、テキサスについてなど色々勉強させてもらった。字幕版と吹き替え版があり、字幕版でだけパイロット版が放送された(ということは、CSで先行放送があったのかも?)。また、字幕版をみたとき、吹き替え版では一部がカットされたことも発見、なんてことないシーンだったがなぜなのだろうか?個人的には吹き替え版の声優諸氏の方が俳優達より演技がお上手だと思ったが、その後、主役の方々が「フルハウス」でコメディー路線に進まれたのは意外であった・・・。尚、朝日放送でみたときはパイロット版がなかったのだが、Garotoさん情報では東京地方では吹き替え版でもパイロット版が放送されたそうだ(ややこし〜ことをしてるのね)。 |
アクション |
87〜88 |
31Pilot |
地方ローカル? |
あり |
Dinosaurs
恐竜家族 |
ジム・ヘンソンプロダクション製作のジュラ紀か白亜紀(のはずがない)の恐竜のシンクレア一家の生活(ではない)を現代アメリカ風に描いたコメディー。アメリカでは、劇中のテレビがCNNならぬDNNで当時のアンカーマン、バーナード・ショーにそっくりな恐竜がニュースを読んでいたり、赤ちゃん恐竜のベイビーが紫の目で可愛いなどと話題になった(吹っ飛ばされても元気良く、もう1回!という子だった・・)が、日本ではやはり吹き替え版の声優諸氏の名演技が印象的で、これでなかなか家族の絆や環境破壊に対するメッセージなども読み取れる、芯のしっかりしたファミリー向けの内容だった。が、日本ではあるテレビ情報誌に「おバカ番組」と宣伝にもならない一文が出ていて、内容を把握せずアメリカの評判も伝えずにによくそんなことが書けるもんだと憤慨していたところ、数週後、同じ雑誌で主演の声優さんたちのインタビューを含む、意外にも30代の大人に密かに人気の番組と特集されていたのが忘れられない(訂正とお詫びの記事がなかった?のは許しがたいことだが・・)。ママ役の小宮和枝氏の「私、こんな人と結婚したい」というコメントまであったのだった(確かにアールはしっかりしないけど憎めない底抜けの好人物であったが、気の強い役の多い小宮女史がそこまで惚れこまれたなんて?←失礼)。今にしてエピソードガイドをみると、マイケル・ドーン、ロバート・ピカルド、ジェーソン・アレグザンダー、ジョン・グローヴァー、チャールズ・キンブローからクリス・メローニまで、錚々たる!ゲスト出演も興味をひくではないか(声だけど)。ぜひ、専門局でも放送されるべきだと思います(ディズニーchで03年11月から放送するようです)。 |
コメディー |
91〜94 |
65 |
NHK教育 |
あり |
Bull
ブル |
ウォール街の若いトレーダーたちが主役のアンサンブルドラマシリーズ。放送当時のCNNのショウビズトゥデイのリポートによれば、「Law
& Order」の製作者が10年ほど前から構想してやっとシリーズ化が実現したと話題だったが、アメリカでは残念ながら打ち切りとなり、最後の数本はお蔵入りになっているが、エピソードガイドによればイギリス、Garotoさん情報では南米でも最後まで放送されたそうだ。最近、打ち切り作品の放送に力を入れていると一部で期待の朝日放送(おいおい)で03年2月から放送されたが、吹き替え版はオールスターキャストなので主人公達もいっそう魅力的で、当時は好景気だったアメリカの株取引の一面がとても勉強になったのだった。が、やっぱりなんで打ち切りになったかと考えずにはいられない。結局、大富豪のスノッブな方々が意味不明の行動したり、まだ若いやつらが机の上で毎週数十、数百万ドルの株取引や企業買収を平然とやっているのが、意外と堅実なアメリカの一般市民には受け入れ難かったのではないかと想像している、それとレギュラー以外に登場する女性のほとんどがいらいらするようなわがまま女だったのも・・・?とにかく最後はぼんやりとしたクリフハンギングで最終回になっているが、とても興味深い世界だし、主役、ゲストともにTVシリーズファンにはお馴染みの方々が続々登場しているので、地方ローカルだけではもったいない、専門局でも放送されるべきでしょう。05年8月からスーパーchで放送ですと。 |
ドラマ |
00〜01 |
22 |
朝日放送 |
あり、東北新社 |