32−002L 紫電一閃

初版:平成14年3月23日 改訂新版:平成14年6月3日

デカール1枚目 デカール2枚目 デカール3枚目 ブックレット表紙 側面図

※画像をクリックすると大きくなります。

01 ヤ−1155 谷田部航空隊
02 ヤ−1156 谷田部航空隊
03 ヤ−1159 谷田部航空隊
04 ヤ−1163 谷田部航空隊
05 ツ−1 筑波航空隊
06 ツ−3 筑波航空隊
07 ツ−5 筑波航空隊
08 ツ−7 筑波航空隊
09 ツ−8 筑波航空隊
10 オS−184 大村航空隊?
11 341S−12 第341航空隊
戦闘第402飛行隊
12 341S−23 第341航空隊
戦闘第402飛行隊
13 341S−16 第341航空隊
戦闘第402飛行隊
14 ケ−1172 元山航空隊
15 ケ−1174 元山航空隊
16 210−149 第210航空隊
17 コ−N1J−85 海軍航空技術廠
18 ヨ−110 横須賀航空隊
19 201−53 第201航空隊
20 白帯付きの機体 所属部隊不明
21 7258 川西航空機
姫路製作所
22 5197 川西航空機
鳴尾製作所

 毎回イベントに参加しているにもかかわらず、いつも赤字続き。同じ売れないのであれば今度は徹底的にニーズの無さそうなアイテムを選択しよう、というわけで紫電用しかも現在絶版でお宝状態の1/32用と来れば売れる方が不思議という物です。
 紫電のキットは意外と少なく、1/72でアオシマから出るまではMPMが唯一のインジェクションキットでしたし、1/48はオオタキの名作がありますが寄る年波には抗うことも難しくなったところへタミヤがリリースしましたが、イメージを損ねる造形でがっかり。結局現状で満足できるのはレベルの1/32になってしまうのでありました。
 スケールアヴィエーションで徹底改修の作例がありましたが、肝心のマーキングが大ハズレで泣けてきました。キット付属のデカールを型紙にして吹き付けてあり、工作としては満点ながら付属デカールの考証が間違っていたのでせっかくの作例も台無しになっていました。実機写真さえ見ていれば、ねぇ。
 お宝キットとはいえ入手しようという努力さえ惜しまなければ価格はさておき、見つけることはできます。ただし、プレミアが付いている場合が多いのである程度の出費はやむをえません。そういう根性のある方向けのデカールセットなのです。
 開発当初から売れないことを前提に作っていますのでbフ方もリミテッドを示す「L」が付いていたりします。したがって、常時在庫があるわけではなく、限りなく受注生産に近い代物なのでした。
 
 それだけではつまらないので、デカールのブックレットとは別に実機解説のブックレットを別に作成しセット販売することにしました。
「紫電ニ関スル研究」という仰々しいタイトルが付けられたブックレットは全39ページ。どっちがおまけなんだかよく分かりません。近年の食玩みたいなもんです。内容は、
        1.紫電の系譜(紫電各型に関する考察)
        2.紫電一一乙型についての考察
        3.紫電の製造番號
        4.紫電の塗装
となっており、付属の資料として、
          資料1.紫電各型 生産機数
          資料2.第1001海軍航空隊姫路派遣隊戦時日誌に見る紫電
          資料3.原材料及び官給品の不足物資一覧に見る紫電生産時に与えた影響
が付きます。まあ、プロのライターが書いた著作物とは違い、文章・構成・イラスト等とてもかないませんが、現時点で分かることを出来るだけまとめたつもりです。市販の資料とは異なる見解もありますが、それはそれということで。
 
 一部ライターが紫電と紫電改を必要以上に貶す書き方をしているのを見るにつけ、「なんだかなぁ」と思うのです。そんなにイヤなら書かなければいいものを、メシのためとはいえプロはお辛いのですね。しかし、自国民が自国の機体を必要以上に褒めるのはどこの国でもごく自然な現象だと思うのですがどうでしょうか?とかく米軍機を引き合いにして批判を展開されていますが、それほどダメな機体に落とされる米軍機は一体何なんでしょうか?彼のライターの言う公平な視点・大局的見地からの評価とはいったいどんなものでしょうかね。私には良く分かりません。
 とにかく前編「紫電に萌へ萌へ〜☆」状態で記述している当ブックレットはそのような内容は一切ございませんのでファンの方は安心してご覧ください。(というか、買ってくれるともっと嬉しいのだけれど…)