荒木無人斎流居合道

 

全日本居合道連盟

近畿地区居合道連盟所属

 

荒木無人斎流居合道

 

居合とは

日本刀を使用する剣武道で、鞘の中からの総合的な対敵動作で、次のように定義されます。
   
敵の不意の攻撃に対して、瞬間的に抜刀し、相手を斬る剣技。
「立合」に対する言葉でもある。
  日本刀を使用する剣武道で、鞘の中から、敵に対する攻撃、防御の業で、「立合」に移るまでのもの。
  実際には、どこまでが「居合」で、どこからが「立合」なのか、明確に区別しにくいものであるが、剣武道としては一体のもので、表と裏の関係にある。
   

荒木無人斎流居合道について

 

流祖 荒木無人斎源秀綱が、16世紀後半、永禄・天正年間の頃、その実戦体験をまとめた総合武術をもとにしている居合道です。 元々は、剣・槍・柔などの個々の武術ではなく、戦場に必要な、いくつかの戦闘技術を合わせた総合武術でありました。その後、代々の継承者の努力により伝えられてきたが、他の武術同様、時代の移り変わりとともに専門的に分化、発展していき、継承者の工夫・研鑽によって現在に至っています。現存するものとして、群馬県伊勢崎市に「荒木流拳法」、神奈川県横浜市に「荒木流軍用小具足」、兵庫県に「荒木無人斎流居合道」があります。荒木無人斎源秀綱は、摂津の国、伊丹有岡城主、荒木村重の一族といわれていますが、残念ながら、生年、没年など詳細は不明です。

 

 

荒木無人斎流

 

坐 業 23本
立 業 29本
組太刀 13本
小太刀  
長刀抜刀法  
位 構  

 

写真は組太刀の1本目「正面真向」

 

 

居合の練習

 

日本刀を使いますが、普段の練習は模擬刀を使用しています。
服装  
    稽古着と袴
    角帯
    膝が痛いので膝当てを付けている人もいます。
仮想の敵を想定し、型を覚えていきます。
手の内(日本刀の握り方)を修得するため、時々、試し斬りをします。巻いた畳表などを斬りますが、斬るのが目的ではなく、あくまでも研究という意識で試し斬りをしています。
 
 
身体の運用方法を研究するだけでなく、礼儀や精神面も重んじますので、スポーツとはちがった面白さが味わえます。また、奥が深いので、追求すればするほど深みにはまり、あきることなく、末長くつきあえる武道といえます。
 
 
 
動きとしてはそう運動量は多くなく、体と体がぶつかるという激しさもありませんので、高齢の方でもできます。しかし、気合を入れ、意識を集中しますので、汗はよくでます。
 
 
   
   

 

 

 

 

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